おじいちゃん

おじいちゃんが亡くなりました

あったかいおじいちゃんというよりも
頑固で 周りを困らせてしまうおじいちゃんだった

けど、私は初孫だったから すっごーーく可愛がってもらってて
私が歌い手ということも おじいちゃんなのに理解してくれていて 応援してくれた

亡くなる少し前に 急にぽっかり時間が出来たので
おじいちゃんのとこに行こうか ああちゃまのとこに行こうか悩んでいたら
母が「おじいちゃんのとこにしたら?」 と
母はなんとなく勘が強いところがあるので 私も素直におじいちゃんのところへ

その2週間後の父からの電話だった
93 歳で周りからは大往生と言われるけれど
もう少し もう少し 元気でいて欲しかった

おじいちゃんの死に顔を見たその日 そのままの足で向かった先は伽藍bar だった
晴子さんも 瑞加さんも 余計な事は何も言わず あったかい目で迎えてくれた

悔しいかな この日の「童神」は一生で一番の出来だったと思う
以前知り合いのミュージシャンが
「大切なダンサーの友人を亡くした日の演奏が一番良いパフォーマンスだった
 悔しいけれど 悲しいけれど」
、、と言っていた その意味をはっきり理解した

お客様が帰った後
瑞加さんが おじいちゃんの大好きな日本酒で 何度も献杯に付き合ってくれた
晴子さんは 寄り添って奏でてくれた
最後は泣いてお家に帰った
めちゃくちゃ泣いたけど まだ現実逃避したかった

今は悲しいというよりも まだ現実を受け入れたくない自分がいる

けど進まなくちゃいけない 歌わなくちゃいけない それが好きだから

伽藍からは お通夜や告別式 あっと言う間に時間がたち
BGMやパーティーや教室のみだったけれど
今夜は久しぶりのライブ!ステップヘブンで♪
歌える幸せを噛み締めて ステージのってきます

これを見て下さる 応援して下さる方に支えられたから 今年も歌える事が出来た
一年の最終日に歌えるなんて本当に幸せだ

気持ち込めて歌ってきます!